チャーリー西尾という男
今回はとてもお世話になったチャーリーさんのお話。
2004年位だったと思う。
私はチャーリー西尾氏率いる、「フジヤマチャロル」に参加していた。
幾つかのライブと録音でプレイした。
その期間中、私はチャーリー西尾という男を側で見てきたんだが、この男
すべり知らずである。彼と同じステージでアンコールの出なかった日はただの一度も無い。
どんな客層、どんな場所でも必ずアンコールがかかるのだ。
とある居酒屋での営業にもご一緒させて頂いたが、そこのお店が
オープンデッキがあってガラス越しに夜景が見えるといったおしゃれ居酒屋だった。
僕たちは箱庭のようなデッキで観葉植物と共にガラス越しにお客さんに見られるという、
動物園状態で演奏したのだ。
季節はクリスマスまっただ中。体感気温-5℃。いつものギターの弦が剃刀のように感じる。
始まると中の熱気でガラスが曇りだす。僕らはついに見えなくなった。
幸い音だけは店内に流れている。
およそ有線放送さながらの状態である。誰かのライブの模様を流しているのか?くらいなもんだ。
さすがにアンコールは無いな・・・と思っていたが、アンコールはあったのだ。
チャーリーさんの名文句
「義理と人情、わびとさび...次がラストの曲となりました」言い終わる頃には
「エーっ」である。凄い。
そして、アンコールを演奏する。寒空の中、チャーリーさんの軽やかなステップはさらに
冴えわたるのだ。
当時は、別な仕事の関係でバンドを去らざるをえなかったのだが本当に沢山のチャンスを
頂いた。本当に感謝している。
最近では、私がリーダーとしてのユニットが多く、MCする事も多いのだがチャーリーさんの
影響は大きい。ステージというものの影響はマイケルジャクソンとチャーリー西尾が
私にとってのバイブルだ。
共通しているのは、二人とも「歌って踊れる」である。それこそエンターティメントだ。
そして、もうひとつは歌と踊りを心から愛している事だと思う。
swing、ロックンロールにスーツにリーゼント。切れ味鋭いステップを踏めば、
今夜も無敵のチャーリー西尾SHOWの始まりである。
また、いつか演奏できる事を祈りつつ、チャーリーさんに感謝の言葉を言いたい。
「おおきに」
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