兄貴

いや自分には兄貴がいてまして・・・
と申しましても、兄弟子なんですね。
兄弟子なんて申しますと、落語家さんみたいなんですが、
同じ師匠を師と仰いでおります。

この兄さんなんですが、とても凄い方でして、
sillyというバンドでavexからデビューされていたり、作家としても活躍されています。
もちろん、ギタリストなんですがギターインストラクターでもあられます。

兄さんはギター講師としても優秀で、教え子たちを次々と世に送り出しています。
そんな兄さんが作られたホームページがこちら
http://web.me.com/waaat/
兄さんのギター哲学が語られておりますね。
素晴らしいので参考にさせて貰います。

私もギター奏法には自論を持っております。
音楽そのものは、習ったり学んだりするものではないので、
楽器奏者としての楽器のコントロール論を提唱しています。
コンセプトは「どんな体格でも、どんなギターでも弾ける」
この論理に到達するのに約12年掛かりました。
100314_1522~01.jpg写真は子供用の教材です。
大人用、子供用、合わせて約100ページ。
すべての教材は楽器を演奏する上で
大事な、姿勢やフォームを中心に
考えられた、左手のグリップで
演奏するようになっています。

大人用に関してはTAB仕様ですが、これも上達の歯止めとなりますので
子供用はTABは一切出てきません。存在すら教えません。
バイオリン等と同様にフィンガリングポジションを覚えて弾きます。
クラシックギターを習っておいて良かったと思います。
まったく同じやり方です。
エレキもアコギもクラシックのメソードにピックを追加すれば良いと思います。
僕はそうしています。
作曲に関しても同じですが、POPSとはその時代に流行っている音楽をさします。
つまり、アコースティックなクラシック音楽も当時は主流なわけです。
まさにポピュラーミュージックだったわけですし、ダンスミュージックだったわけです。
これから作っていく音楽は、時代的に電子楽器も使いますし、アコースティックな
演奏もあるでしょう。それらは過去の作品から影響を受けて作られます。
どうせ影響を受けるなら過去に行われたものをリスペクトして、学ぶべきです。
その中でプログレッシブな音楽も生まれます。
ここを読んでいる方にお願いですが、どうか沢山の音楽を聴いて下さい。
そして音楽を聴きながら、作者のメッセージにも耳を傾けて頂ければ幸いです。
僕は、音楽配信には否定的ではありません。
レコード会社やマスメディアの意図しない音楽がヒットする可能性があります。
もはや、ヒットという言葉が死語になるかもしれません。
もともとヒット作が無いわけですから、世界中の人に聞いて頂けるチャンスがある方が
私にとっては嬉しいですし、困るのはヒット作で生活している人だけです。
ヒット作は作られるものですから、支持される曲とは一線を引いています。
僕の音楽を沢山の人が評価してくれるとは思えません。
でも、僕以外の誰かが一人でも支持してくれる事で満足です。
僕の大好きな青島先生が仰ってましたが、「誰でも音楽家になればいいんです」
ようは一生懸命作って、それを誰かが聞いてくれればそれだけで良いのです。

今の時代にヒットメーカーになれてなくて良かった。
・・・と強がってみるw