酸太苦労す

今回はクリスマスに心温まる話です。
私の生徒は4歳から75歳と幅広いのですが、今回はある少年の話をしたいと思います。

彼はSくん小学校3年生。
とっても暴れん坊な彼はレッスン中、大体3分おきに緊張の糸が切れます。
ギターも興味があるんですが、一旦チョケると中々弾こうとしません。
こうなったときは何か彼が興味を持って弾ける曲はないか?と思いながら、
彼の話を聞くようにしています。
その話の中で、大体、本音やヒントがあります。

その日はDSのマリオを買って貰ったらしく、最近のマリオ事情について
レクチャーしてもらっていました。
マリオが、2段階ジャンプできる事、ファイヤーはバウンドしながら進んでいく事、
俺の体型が徐々にマリオ化してきてる事など。

話をしていると、どうも初代マリオと音楽が被っているらしく、
マリオが死ぬ音を教えてあげました。これには彼も偉くテンションが上がりました。
「もっと、マリオの曲やりたいか?」この問いに彼は「ウン」と言ってくれました。
よし、そうなったらマリオのどの曲が良いか、色々話し合いました。

しかし、現代マリオと初代では多少、話が食い違います。
では、ここからは台詞でお楽しみ下さい。

俺「やっぱ、ちょっと音楽違うな~、DS買おうかな~」

S「えー持ってへんの?、買いや~」

俺「でも、この間PS3買ったばっかしやしなぁ~、金ないわ~」

S「そっか、・・・・先生、ええ事教えたろか?」

俺「何や?」

S「でもなぁ~、秘密の事やしなぁ~、内緒にしてくれる?」

俺「おう!教えてくれや」

S「サンタに頼めばいいねん」

俺「!!!!!!・・・・どうやって?」

S(超どや顔で)「ええか?手紙を書いて24日の夜に枕の近くに手紙をおいとくねん」

俺「ほんで?」

S「それで、寝て待つだけや!」

俺「ほおう。でも、俺大人やけど」

S「それやねん、そこ気になるな。ちょっと厳しいかもな。」

俺「一応、書いて子供っぽくしとくわ」

S[うん」

・・・・・カワイイ、可愛すぎる!
目をキラキラさせて、俺の心配までして頂いて、ホンマスンマセン。
Sくんのお母さん!良い子に育ってますよ!

昨今のドライに受験戦争に巻き込まれている子供達にはとても無理な発想!
Sくんは元気一杯で、いつも顔中傷だらけです!

俺、マリオ頑張って編曲するから!


メリークリスマース!
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